ああコンフィグレーション
楽器

吹奏楽 

■ネット各地で拾った忘れたくない一文

吹奏楽コンクールの荒れる原因として「閉鎖的な音楽(性)」があり、参加される学生たち(奏者)も技術面で相当上達しているので、審査員に管打楽器奏者だけでなく指揮者・ピアニスト・弦楽器奏者・声楽家・音楽学者・作曲家を投入するのが吹奏楽の発展に繋がると思うし、そのフェーズに来ているのでは

単純にピアノや弦、歌の人から「その演奏/音楽いいね」って言われたら嬉しいですもん

・中学時代はまわりに言われるままなんとなくの練習を重ね
・そこそこ強豪といえる高校(支部大会に出るか出ないか)に進学し
・中学と高校のギャップに驚きつつ
・アンサンブルコンテストの存在は知っているけどマーチングのほうが忙しくて
・幸か不幸か中・高ともに部長として活躍したけど
・完全な吹奏楽沼にはハマりきらず現在は健全な社会人として過ごしている

プロの演奏よりも”コンクールの強豪校”のスタイルを真似し連鎖することによって、そこから音楽とは関係ない「慣習」が生まれている
この「慣習」が「吹奏楽特有の変なこと」、つまり一般的には奇妙なことになっているようです。
「慣習」とは…。
演奏時の体の動き
譜面台の置き方
姿勢や足の置き方

演奏時の体の動きは音楽を表現する演奏時の動きですが、当然自然に動くもので動こうと思って動いているわけではありません。この動きを揃える練習でもしているかのような、妙に揃った演奏時の動きは実に奇妙です。
人それぞれ体格も身長も違うのに、譜面台の高さや置き方を揃える。トランペットなどのベルの高さを揃える。こういう意味のない、場合によっては不適切な揃え方をしてしまっているのは、もう音楽でも何でもありませんね。
蛇足ながら、演奏後にお客さんの拍手に応えるため立つ動作。演奏終わってすぐに一斉に揃って立つ風景もよく見かけますが、軍隊のようで見ている側からは奇妙で不快と捉えられることもあります。そもそもこれも音楽と関係ありません。

音楽的でない演奏が「勝つ」のだとすれば、それは音楽のコンクールではない。指導者が納得できないことを生徒にやらせているのだとすれば、それは教育ではない。それでよいのだろうか?

演奏時間が12分と決められているためか、時間内に収めるために作品をカットする
 以前からよく言われている問題の一つです。
 作品のカットは、そもそも作品として考えれば本来あってはならないものです。他の芸術分野(美術や彫刻など)から考えてもありえないことです。オーケストラや器楽作品にも「原典版」というものがあるように、楽譜の記号やスラーなど校訂によってわずかな違いが議論を呼ぶデリケートな部分であるのに、原曲に手を加える、曲のある部分を勝手にカットするということは作曲家と作品に対する冒涜であること、安易にしてはいけない(できない)という意識が欠如していると判断されても仕方がありません。

吹奏楽という編成のコンクールなのにオーケストラ作品の編曲作品が多い
 これも以前からよく言われている問題。
 オーケストラ作品の編曲作品を演奏することについては、それ自体が悪いことでも何でもありません。しかし吹奏楽という編成のコンクールなのですから本来は吹奏楽作品というのが本来の姿だと考えられます。
 吹奏楽コンクールに限らず、吹奏楽でオーケストラ編曲作品を演奏するのは吹奏楽作品にはない部分において非常に勉強になります。しかし好んでオーケストラ編曲作品を演奏されるのを見ると、オーケストラに憧れているように映る場合もあります。

高校まで吹奏楽を経験してきた学生たち(必ずしも音楽科の学生に限定しないが)は、演奏表現を、コンクール偏重主義の弊害とも思われる、敵対的
、、、
・排他的
、、、
で、必ず勝敗やランク付けをもって解釈するという風潮が強いことに気がついた

軍楽隊が民間バンドへの最大の人材供給源であったことは事実であり、とくに編曲・指導・指揮などのノウハウをもつ軍楽長経験者は、民間バンドや管弦楽団の指導者として貴重な存在だった。日本のブラスバンド文化の源としての軍楽隊の役割は、この退役者たちの活動を抜きにしては解き明かされないといっても過言ではない

そのぶったまげたって言うのは物凄い良い、凄い演奏だから。完璧だから。何これ、僕らより上手いじゃん。うん、プロより上手いんじゃないっていう。ちょっと、異様な上手さだった。今でもありますよね。それが、何故かって言うと、そういう体育会系のそういう、何か指導方法って言うか、あのー、それこそ精神世界からきてんのか
なって(笑)(中略)何か非常に、返って不自然さを感じちゃったんだよね。これがほんとの音楽かなぁって。

吹奏楽部というものが独自に進化してしまっていること、そしてその異様さが取り沙汰されるようになってしまったことが原因で、もう普通の音楽ジャンルとして成熟していく道はなくなっていっているように僕は感じている。


なるほどね、自分もほんの少しだけ吹奏楽経験はある。

吹奏楽では、クラシック(弦楽器を含むオーケストラ的な音楽を指すとすれば)も演奏すれば、ポップスやジャズまで演奏する。考えてみれば、曲購入するなら、クラシックはオーケストラの曲を聴くし、ポップスやジャズ分野では、吹奏楽のがいいなぁって思った事はないな。

学生吹奏楽の人は技術すごいし、揃っているし、関心するけど、買ってまで聞こうとはおもわないな。 ・・・オリジナリティーってこと?