最近、ふと思ったのですが、音楽にも「技適マーク」のような基準があったら、どれほど多くの問題が解決するだろう、と。
BGMやAI生成音楽は、手軽に使える反面、著作権や創作性の判断が非常に曖昧です。現行の制度では「旋律があるか」「誰が作ったか」が軸になりますが、BGMやアンビエントはそもそも旋律が曖昧で、「雰囲気」や「構造」で成り立っています。
そこで、こう考えました。
🎯 音楽にも「等級」や「認証ラベル」があればいいのでは?
無線機器でいう「技適マーク」のように、音楽にも信頼度や製作背景を示すマークがあれば、クリエーターにもユーザーにも大きなメリットが生まれるはずです。
例:
区分 | 内容 | 著作権 | 商用利用 | 備考 |
---|---|---|---|---|
📛 ノーマーク | AI生成BGMなど。構造不明・改変不可。 | 登録不可またはグレー | 限定的に可 | 雰囲気重視/素材系 |
🟡 技適相当マーク | DAWで構築。構造明確。改変可能。 | 登録可 | 商用OK | クリエーター制作 |
🔵 ハイグレードマーク | 生録音・作曲・著作権登録済。 | 登録済 | 商用+契約対応 | 完成度・芸術性高 |
このように区分されれば、
- 価格帯にも差がつけやすい
- 著作権の扱いが明確になる
- BGM素材が「素材」なのか「作品」なのかが分かる
という利点が出てきます。
🧠 クリエーター視点でのメリット
- 「ちゃんと作りこんだ曲」に正当な評価がつけられる
- アレンジ可・不可の線引きも明確に
- 使用者も安心してライセンス利用できる
🛠 今後の展望
AIや自動作曲ツールの普及で、音楽はどんどん手軽になります。その一方で、音楽の価値を“分かりやすくラベリングする仕組み”がないと、文化としての重みが失われてしまう危険もあります。
「音楽にも技適マークを」
これは、そうした時代への一つの提案かもしれません。