ああコンフィグレーション
カメラ編集

ロトスコーピング

・動く画像の一部分をワイヤーで括り、画像の動きに合わせて、ワイヤーを動かして、マスクを作り出す。グリーンバックやブルーバックで撮影しても、背景が均一な照明があてられず、また、はみ出してしまった場合など、この特殊技術が必要となる。 が、言うは簡単、実はそう簡単にはいかない。
 ソフトによっても考え方が違うし、数十枚の枚数なら力技でなんとかするだろうが、仕事なら予算に余裕があり、自作であれば、この大変な作業が本当に必要なのか駆引きになる。
 
 手に届く範囲のソフトを考えてみれば、DavinciResolve、AftteEffect、Motionには搭載されていたか。MotionはAppleですよね。使ったことが無いのでごめんなさい、わかりません。

 Resolveには有名なMagicMaskというのがあるが、あれは言われる程簡単ではない。まず遅い。人物を判断するか、または、腕を判断するか、足を判断するか・・というふうに抜きたい部分を明示する。だが抜きたい被写体がくるりと1回転する場合など、マーカーが範囲外に消失するとか・外れるとかはザラにある。
 この時点で、この機能を使おうという気が失せる。

 或いは、ワイヤーを描いておいて、ワイヤーの各ポイントをトラッカーで読み取る方法だが、これはResolve内のFusion機能でできるらしいのだが、トラッキングデータをワイヤーポイントに割り当てる方法がわからなかった。
 (誰か教えて)
 
 一方AftteEffectだが、これも時間はかかる。

 先ほどのResolveのMagicMaskみたいなオブジェクトを選ぶブラシで、希望の部分を選択し、結果を待って、はみ出た部分や足りない部分にブラシを追加して抜いてゆく。ブラシの数はすぐに30や50個に膨らむ。人物なら腕を上げた、下げただけでわきの下をマークする必要があるからだ。
 また、プレビューするにはロトブラシ生成を待つ必要があり、これが生成できた後さらにプレビュー画像のレンダリングを待つ必要がある。
 エッジの調整は、ぼかしとシフト、ガタつきといったパラメータで調整できる。 
 ロトブラシは増えるほどに不具合も多くなり、途中で動かなくなることもしばしば。数秒毎にレイヤーを分けながら行ってみた。この方法だとうまくいった。

  私は普段Resolveで編集をしているので、できればResolve内で完結したほうが楽なのだが。
今使っているResolveが「DaVinci Resolve Studio v17.3.1.0005 (Windows/MSVC x86_64)」だが、以前まで快調に使っていたトラッキングが、まったく使えなくなった。なぜ?! 内部では動いている可能性もあるが、それがプレビューとして出てこない。あちこちいじっていると落ちる。


 Resolveは、以前から不信感がぬぐえない。かといってafterEffectは、メモリとプレビューに不安がありますよね。文句はこのぐらいにして。
 
 そのほかBORIS FXのSilhouetteとかMOCHA Pro、Softimageなど業務用ソフトにも当然搭載されているが、値段が高額で手が出せない。ただ Silhouette とか MOCHA には月払いがあったかな。
 SilhouetteでもMOCHA Proでも、被写体の大きなモーションを解釈するのは苦手らしい。ダンスを抜く実験をしてみたが、完成には相当時間をつぎ込まなければならない。Silhouetteは、Fusionのようなツリーの組み立てが必要で、垣根が高い。これは覚えないといけないね。マグネット選択範囲ツールを画面上で数回ダブルクリックしてしまったら、強制終了してしまったので、アプリケーションの完成度もこれからか。
 
 ということで、簡単に手に入りそうなものの中で、一番可能性が見えるのは、Aftereffectでしょうか。これも時間はかかるけど、境界設定が素早く設定できて気持ちが良い。時間がかかっても手順少なく綺麗な仕上がり。
 本日なんとか140フレーム程444で書き出してみたが、綺麗。自PCが32Gメモリで、精々2秒~3秒の処理がいいところ。ロトブラシの数も60以上にならないほうが良いみたい。なので、同じ素材を多数レイヤーにして、2~3秒毎に繋げていけば、レンダリングも素早くできる。(前出の画像)
 
 MOCHAのワイヤーもトラッキングもよくできているが、回転とかの判別が難しいね。しかし、MOCHAかSilhouetteは欲しい。 沢山機能がついているし、ロゴの貼り付けとか、得意らしい。
 
 情報が古かったらごめんなさい。